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少年野球人は指導者のための情報を公開するコーナーです。トレーニング、スキル、
栄養学などはいろいろな学説がありますが、このページでは当チームで採用している
内容を紹介しています。ご意見や参考になる資料がありましたらご連絡下さい。
1.教育、指導 2.トレーニング、スキル 3.栄養学 4.医療 5.ボランティア情報
1.教育、指導、運営
「保護者とのつきあい方」
少年野球チームには欠くことのできないのがご家族の協力です。指導者は深入りはでき
ませんが、保護者といっしょに子育てに参加しなくてはなりません。保護者の方もチームや
周囲の人に迷惑をかけたりすることのないように注意しましょう。今回は体育協会で発行し
ている「スポーツジャスト12月号」から保護者のタイプとその対処方法を参考にして掲載し
てみました。
保護者のタイプ(分類は一般的に突出した例でいくつかのタイプが重なっていることが多い)
1.協力的タイプ(圧倒的多数)
スポーツを通した子供の健全育成を趣旨とし、勝敗や競技力向上とは異なる観点を持っ
て指導しているチーム方針を理解し、チームの運営にも積極的に協力している保護者。
2.うちの子さえよければタイプ
チームの活動や運営に協力的なのだが、結局は自分の子供のことだけを考えてしまっ
ている。レギュラーから外されようものなら・・・・。
3.自分も指導者タイプ
少々スポーツの心得があったり、元選手だったりする人の中には、保護者の立場を忘れ
指導者を飛び越して指示を出したりする人がいる。また、指導者の指導を批判したりするこ
ともある。子供たちが混乱することも・・・・。
4.こそこそ陰口タイプ
一見、静かに活動を見守っているようだが、陰でこそこそ指導者を批判したり、子供のミス
を指摘したりする。
5.知らん顔タイプ
子供を送り届けたら、さっさと帰宅してしまったり、保護者の集まりには顔を出さず、運営に
はまったく協力しない。スポーツ少年団やクラブを託児所がわりにしている。
6.仕切り屋タイプ
いつでも、どこでも自分一人で仕切りたがるが、仕切り方がまずいと組織に軋みがおきる。
リーダーの存在は必要なのですが・・・・。
結 論 指導者が変われば保護者も変わる
少年野球チームでは保護者の理解と協力が必要です。保護者と指導者とが(大人同士)が
相互に理解し合い、協力し合って子供たちの活動と健全育成を充実させなくてはなりません。
トラブルの原因として指導者と保護者との年代ギャップやジュニアスポーツに対する認識のギ
ャップ、子供観の違いなどを指摘することができます。たとえ迷惑をかけている保護者の方で
あっても、子供のことを思い、考えているという点では指導者や他の保護者と変わらないとい
うことを理解してつきあい方を考えてみましょう。
ともに語る姿勢(キャパシティ)を指導者が持とう! 「まず声をかける」
つきあい方を円滑にするには積極的な声かけです。対話をすることによって相手の認識の
レベルを知ることができます。また、指導者から語りかけることで、保護者は指導者の指導
方針や保護者自らのあり方を考えるきっかけを得ます。ただ、一方的や権力的に自分の理
念や指導方針を押しつけ、無理やり理解させようとすると、かえって誤解や曲解されてしまい
ます。対話が大切です。時間と労力がかかりますが、結果として運営の円滑化や活動内容
の充実化(地域ぐるみの子育てを誘導)ができれば、活動や健全育成の観点からは意義深い
方法といえるのです。
指導者の苦労が分かれば保護者もいっしょに活動するようになる
指導者は保護者に対して子供のスポーツ指導や組織の運営にあたって、指導者が考えて
いること、気にしていること、悩んでいることなどを積極的に打ち明け、皆で知恵を出し合うな
らば保護者から思わぬアイデアや協力を引き出すことができます。定期的に参加し易い形態
でのミーティングや食事会などを企画して話し合いの場をつくり、どんどん活動に参加してもら
いましょう。
少年野球教育論 ABCA 「ベースボール・コーチング・バイブル」から抜粋
選手に「家族以外で人生に大きな影響を与えた人はだれですか」と質問をしたときに
圧倒的に多かった答えは「コーチ」でした。コーチ業は大きな責任が伴なうと同時に名誉
と尊敬が得られる仕事です。子供たちのロールモデルとなり、子供たちの人生に好ましい
影響を与えるという大きな役割があります。
チームにはコーチの「性格、態度が映る」と言われます。コ−チは野球技術のレベルア
ップのみならず知性、社会性、精神面・・・を高いレベルに引き上げるために努力を怠って
はいけません。コーチにとって必須のリーダーシップは選手を目標に向かわせ、挑戦させ
ることです。
コーチとして一番うれしいのは優勝した瞬間ではなく、選手と共に過ごしたグラウンドで
の時間です。情熱を注いで指導した技術、知識、戦術で試合に勝ち選手に「ありがとうと」
と言われるだけで全てが満たされるのです。
野球は人生の示唆にあふれているスポーツです。グラウンドで起こるさまざまな出来事
は人間ドラマの劇場とも言えるでしょう。グラウンドは人生をより良く生きるためのテスト会
場なのです。野球を通じて選手は成長し、誠実、忠誠、適応、共感、尊敬、チーム、ワーク、
犠牲、忍耐など、多くのことを学ぶのです。青少年を指導するときに大切なことは私たちが
正しい行動をすることなのです。いい選手を育てるだけではなく、いい人間を育てるために
私たちはコーチをしているのです。
"楽しい"というのは上達に欠かせない大切な気持ちです。親、コーチ、チームメート、自分
自身を信じること、可能性に挑戦し、ベストを尽くしそして勝利を得る。成長のプロセスを自
分自身で感じることが楽しさなのです。"選手とともにグラウンドは成長する"(年齢とともにダ
イヤモンドは広くなる)という理念は5−18歳のまでの野球少年にとって貴重なプレゼント
になり、この理念が多くの野球少年に夢と喜びを与えています。
コーチとして成功するためには、まず自分の考えを見直しておくことから始めましょう。ある
物事、考え、個人について、あなたが抱いている信念は・・・・・。人間がどのような態度をと
るのか、また、何がそうさせたのか、予見すべきなのです。ジョー・トーレ(ニューヨーク・ヤンキース
監督)はチームのマネ−ジメントやプレッシャ−をうまくコントロールできる一流監督です。
ヤンキースのクラブハウスから生まれた言葉があります。それは、実によく彼のリーダーシ
ップを表しています。「ジョーはどんな困難にも動じない」、「ジョーは逆境を逆境だと思わな
い」。彼はチームミーティングを好みません。ロッカールームで選手一人一人と気軽に話す
ことを大切にしています。ある選手のコメントが彼の友好的リーダーシップの特徴を表して
います。「監督はトーレ。ルールは2つ。全力プレーと時間厳守。トーレは多くを語らない。
しかし、話すときはだれもが耳を傾ける」指導者は自分と自チームにはどのようなリーダー
シップが最も適しているのか、的確に判断しなければなりません。目標に対し、選手のレベ
ル、モチベーション、意欲がどの程度なのか、検討するのです。これらはとても重要なファク
ターであり、チーム状況の正確な把握が選手とのコミュニケーションに大いに役立ちます。
選手はコーチの考えを理解することによって目標に向かい努力できるのです。キャリアの
浅い選手には、コーチの指示、命令が必要不可欠です。試練を乗り越え経験を積むにつ
れ、選手のモチベーションが高まります。選手の成長とともに、自分のコーチングが柔軟に
なっていくことに気が付くはずです。理解すべきことは、コーチの態度がそのまま選手に反
映するということです。
一流のコーチには風格があります。話をしても、選手を引きつける雰囲気があり、逆境で
あっても冷静で決然と指導できるコーチは選手と固い関係を保つことが可能です。不調の
ときは難しく考えないようにしましょう。コーチの仕事は選手が希望を持てるような解決策
見いだし示すことです。ゲーム内容が悪いときは精神的に落ち込み、問題点を適切に把
握する時間的余裕がありません。時間をかけて問題を整理し、落ち着いた態度で適切な
アドバイスや改善策を示すべきです。選手はいつも希望を求めています。一流のコーチは
選手に希望と意欲を与えて勝利をつかむことを知っているのです。
チームのルールは選手に学生として、また、スポーツ選手として果たすべき事柄を示し
ており、一般的なルールなのでどの選手にも当てはまります。選手全員に果たすべき事
柄を理解させましょう。それが、チームの成長、勝利に欠かせない要因です。優れたプレ
ーには選手とコーチの両方の集中力と規律が必要です。メンタル面、フィジカル面で向上
心のあるチームにはそれがあります。一生懸命努力することそれが報われるのだという
ことを、常に選手に語りましょう。情緒、感情が安定している選手は、暴投や大振りが少
ないはずです。
チームに"クラス"を育てるための最も重要なファクターは競技への健全な態度を育成す
ることです。健全な態度とは自分自身や相手への尊敬、プレッシャーのかかった状態で
の落ち着いた態度などです。スポーツで学んだこと・・・・逆境での落ち着き、自信、正直
さなどは、さらに実生活の場面でとても大切なのだと理解すべきです。公平さ、スポーツ
マンシップを身につけた選手は自分への、また、相手への尊敬の気持ちを持って、人の
気持ちを理解できるようになるのです。監督の最も重要な仕事は選手に誇りと自律心を
持たせ、正しい行動の価値を理解させること言えるでしょう。
一流のコーチになるには時間、忍耐、そして野球の知識が必要です。チームを強くする
のがコーチだと考える人もいますが、私はその考えには反対です。優秀な選手が毎年入
部するわけではありません。良いコーチは選手の力を最大限に発揮できるコーチです。
監督、スタッフが考えるべきことは理想とするチーム像と、そのためのプログラムです。
1.どのようなコーチングができるのか。どのような指導者になりたいのか。
2.チームのためにどのくらい時間が費やせるのか。
3.指導者の自由裁量はどの程度あるのか。
チームが成長するにつれ、結果が目に見えてきます。しかし、結果にこだわることは必
ずしもプラスではありませんし、野球の楽しさを奪うことにつながってしまいます。チームを
強くするために必要なものはアグレッシブな姿勢です。そして、アグレッシブを求めている
ときはミスを責めてはいけません。ミスを恐れ、慎重にプレーするあまり積極性が消えてし
まいます。緊張は動きを鈍くし、集中力を低下させます。恐れを感じることなくプレーできる
よう、指導者はミスを責めるべきではありません。
指導者に必要なことは、その知識量よりもむしろ、それを伝える能力です。選手にとって
必要なときに、必要な状況で指導すべきなのです。優秀な指導者は教えるべきことを見
極め、正しい技術を適切に教えることができます。
優秀な指導者は勝利でも浮かれず、敗戦でも選手を罵倒しません。個人、チームの反
省が最も有効なのは勝利の後だと言われています。選手の気持ちがポジティブなときは
厳しい指摘も受け入れ易いでしょう。負けたあとは批判的な言葉は控えた方が良いでし
ょう。一流の指導者はそのタイミングが絶妙です。
2.トレーニング、スキル
スキャモンの発育発達曲線では子供の神経、呼吸循環、筋肉、生殖機能の発
達について次のように報告されている。
成長T期 (0歳から6歳) 神経機能の発達期
成長U期 (6歳から14歳) 呼吸循環器系が最も発達
成長V期 (14歳から20歳) 筋肉、生殖機能の発達期
体力トレーニングは小学生の低学年ではドッヂボールなどで反射神経を鍛え、上級生になる
にしたがって心肺機能を高めるトレーニングをすると良いでしょう。
〇 筋力トレーニングは1週間に3日間、学年別のメニューに従って正確に行いましょう。
(トレーニング) 回数 1、2年 3、4年 5、6年
備 考
1.スクワット 10回 1セット 2セット 3セット 背筋を伸ばして膝をゆっくり曲げる。膝がつま先より
2.腕立て伏せ 10回 1セット 2セット 3セット 上腕のプッシュ(押し出し)。 前にでないように。
3.腹筋 10回 1セット 2セット 3セット 膝を曲げた状態でおへそを見るように。
4.背筋 10回 1セット 2セット 3セット 速い球を投げるのも、遠くへ飛ばす打力も背筋力。
5.斜め懸垂 10回 1セット 2セット 3セット 上腕のプル(引っ張り)。
(ストレッチ) 回数 1、2年 3、4年 5、6年
1.体前屈 10秒 2セット 2セット 2セット 反動を使わずにゆっくり息を吐きながら行う。気持ち
2.開脚 10秒 2セット 2セット 2セット の良い張り感になってきたらOK。
3.股関節 10秒 2セット 2セット 2セット
4.ハードル 10秒 2セット 2セット 2セット ハードル飛びのフォームで。
5.背中腕組み 10秒 2セット 2セット 2セット 背中で左右の腕組み。ローテーターカフのストレッチ。
トレーニング終了後40分以内に牛乳、チーズなどの良質のタンパク質を摂ると栄養の吸収効果が上がります。
3.スポーツをする子供の食事
水分の補給について 「のどが渇いた」は軽い脱水症状
気温の高いグラウンドでは大量の汗をかき体水分を失います。そのまま運動を続
けると血液が濃くなり心臓への負担も増し、運動能力の低下を招きます。水分は練
習前後と練習中に回数を分けて補給しましょう。アイソトニック飲料には塩分、糖分
が含まれているので2倍に薄めて飲むことを管理栄養士の先生は薦めています。
なお、汗にはカルシウムや鉄分などのミネラル類やビタミン類が含まれているので
大量の発汗はスタミナを消耗します。
試合当日の食事について
当日の朝食は食べ慣れたものを食べるのが良い。消化が良くエネルギー源とな
るごはん、パン、パスタ、麺類などの炭水化物を中心にします。プロティンなどの補
助食品は夏場で食欲がないときは効果的であるが、お母さんの作った料理を好き
嫌いなく食べるのが基本原則。トレーニング後40分以内に良質のタンパク質を摂
ると筋肉のパワーアップになります。
甘い物、塩分はスポーツ選手にとって・・・
糖分は一時的に血糖値が上がり疲労回復になりますが、約30分後に急激に低
下します。その際の疲労感がプレーに影響すると言われています。
塩分もとり過ぎると体に滞留し、汗をかいたときにミネラルなどの必要な成分を体
外へ連れ出してしまいます。注意しましょう。
4.医療データ
熱中症の予防と応急処置
年間350名以上が医療機関で受診していますが、実際の発生は3,000件以上と
言われています。熱中症とは暑い環境下で発生するからだの障害の総称で熱失神、
熱疲労、熱けいれん、熱射病の4つに分類されます。スポーツ活動中に発生する熱
中症事故は無知と無理によって生じるもので適切な予防処置さえ講ずれば防げる
ものです。日本体育協会ではスポーツ活動における熱中症事故予防に関する研究
班を設置し、ガイドラインとして「熱中症予防のための運動指針」を発表しています。
1.熱疲労 脱水や塩分の不足によりめまい、頭痛、吐き気などの症状がある。
2.熱射病 急激な体温上昇により体温調節機能が破綻する状態。意識障害を起
こすのでただちに適切な救急処置が必要になる。
暑い直射日光下での運動は休息と水分補給の計画が必要です。とくに体温調節
能力は暑さへの馴れが関係しますので夏のはじめや夏合宿の初日、2日目などは特
に注意し、暑熱馴化を考えた練習計画を立てることが必要です。
スポーツ活動中は汗をかくことによって体温上昇を調節しています。運動する前から
100cc-150ccの水分を補給しましょう。0.1-0.2%程度の食塩水が良いとされています。
注意はしていても上記1.熱疲労のような症状が現れたら涼しい場所で衣類をゆる
めて寝かせて水分を補給してください。吐き気などで水分補給ができないときは病院て゛
点滴を受ける必要がある。2.熱射病 は死の危険がある緊急事態です。体を冷やしな
がら意識を回復させることが予後を左右しますので一刻も早く病院へ運びましょう。
鼻血が出た場合の応急処置
鼻をつまみ顎を引いて、口で息をさせて鼻から額にかけてタオルで冷やします。鼻に
脱脂綿を詰めると鼻の中に残り、傷口がふさがらず再出血のおそれがあります。ちり紙
は化膿の原因になりますので詰めないでください。鼻血は飲み込むと気分が悪くなりま
す。安静にしていても止まらないときは他の病気や原因が考えられますのですぐに医師
の診断を受けましょう。また、頻繁に鼻血が出る人は専門医の精密検査を受けましょう。
横浜市スポーツ医科学センター スポーツ医科学に基づいた健康づくりの推進と競技
力の向上、スポーツ活動の振興を図る目的で設立。
スポーツ選手として復帰するまでのリハビリテーシ
ョンの指導もしてくれます。
222-0036 横浜市港北区小机町3302-5
横浜国際総合競技場内
予約専用 045-477-5055
477-5050
FAX 477-5052
肘の傷害例 1.屈筋の炎症(リトルリーグエルボー)のリハビリ方法
投手の肘痛の最も多いのは肘内側の炎症です。原因は投球過多により屈筋の柔軟性が失
われたときに靱帯が付着している肘内側に痛みを感じます。無理をして投球を続けていると骨
が剥離骨折し、離断性骨軟骨炎(ネズミ)となります。
1.痛みを感じたらスポーツ整形外科の診断を受ける。
2.炎症が治まり軽いストレッチができるまで安静にする。約1−2週間
3.500g-1kgのダンベルでショルダーのエクササイス(週3回) 約1ヶ月間
痛みを感じる部分。
ダンベルによるエクササイスにより筋肉が柔軟になります。
10回*3セット
10回*3セット
10回*3セット
5.ボランティア情報
横浜市市民活動保険 横浜市が全額保険料を負担して市民のボランティア活動を支援
(車両搭乗中の傷害保険) するための保険制度です。ボランティア活動中に万が一事故が
発生した場合は各区役所総務課に「事故報告書と名簿」を提出
して下さい。平成13年4月から事前の車両登録と名簿提出の手
続きがなくなりましたのでボランティア団体の活動中であれば申
請可能です。
「猛練習による身体障害は・・・」
少年野球チームでもライバルチームに勝つために猛練習をします。人間の骨が成熟して完成
するのはだいたい14、5歳から17、8歳にかけてですから小学生の骨や軟骨は成長期にあっ
てボールを力一杯投げるという動作を何回も繰り返すことに耐えられません。つまり練習過多が
主な原因とされる、いわゆる「野球肘」が出てくるのです。少年野球チームの監督、コーチは以
上のことを良く認識して、少年の健康管理面に十分注意して、ケガをしたり肩や肘を痛めないよ
うに配慮する義務があります。(安全配慮義務) 指導者が安全配慮義務に違反してチームを強
くすることや、試合に勝つことだけを考えて猛練習をしたために、肘や肩を痛めた場合は指導者
はその選手に対して損害賠償責任を負うことがありますので注意してください。
参考文献 スポーツの法律問題/ スポーツ問題研究会編
大島コーチのジャイアンツ野球教室レポート
高橋由選手のバッティング指導を聴く同コーチ (ジャイアンツ球場 2001.11.25)
1.巨人・川島トレーナーの話を聞いて
スポーツ中に起こる身体の故障にはスポーツ外傷とスポーツ障害の2種類がある。
スポーツ外傷・・・・・骨折や打撲、捻挫などのケガ(アクシデントなので100%防ぐことは不可能)
スポーツ障害・・・・・オーバーユース(使いすぎ)によりストレスや疲労が蓄積し、筋肉や筋が炎症する
(未然に防ぐことが可能。指導者が子供を理解してコミニュケーションをとること)
2.巨人選手の技術指導を受けて
「ボールを良く見て打て」はボールとバットが当たるところを見ようとする事で「身体が前に突っ込まない」
「軸がぶれない」からである。江藤選手がバッターボックスに入ったときに頭のてっぺんを触るのは身体の
中の軸を意識するためである。
守っているときに次に何をするのかを考えてプレーすること。
1.守備につく(ボールが飛んでくる事を考える)
2.ボールが飛んできた(ボールを追うことを考える)
3.ボールを追うとき(ボールを捕ることを考える)
4.ボールを捕る(スローイングを考える)
5.スローイング
バットを杖がわりにしていた子供にたいして、選手が厳しく叱った。プロ野球選手でも道具を大切にすると
いう気持ちがある。日頃からハマヤンのグラウンドルールとして教えている「道具を大切にする」ということの
必要性を強く感じた。
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